防音・防寒にも効く!ジョイントマットの断熱性を活かすコツ

ジョイントマットは、床を保護するだけでなく、冬の寒さ対策や階下への防音対策としても注目されています。特に断熱性のある素材を選べば、床からの冷気を遮り、室内の温かさを保ちやすくなります。
この記事では、ジョイントマットの断熱性能を活かすためのコツや、より効果的に使う方法について詳しく解説します。
ジョイントマットに断熱効果はある?
ジョイントマットに使われている素材の多くは、EVA樹脂やPE素材といった、軽くて空気を含んだ断熱性のあるフォーム素材です。これらは床からの冷気を遮断する空気層を持ち、冬場でも足元の冷たさを和らげてくれます。
また、クッション性があるため、体温の逃げを防ぎ、じんわりと暖かさをキープできるのも特徴です。
防寒・断熱性を高める3つのコツ
1. 床全体に敷き詰めて隙間をなくす
断熱性をしっかり活かすには、床全体にすき間なく敷くことが大前提です。部分的に敷いたり、角やフチが開いていたりすると、そこから冷気が入り込み、効果が半減します。
壁際までしっかりカバーするか、必要に応じてハサミやカッターでカットして、ぴったりと敷き詰めましょう。
2. 厚みのあるタイプを選ぶ
断熱性能を求めるなら、厚さは8mm〜12mm程度のマットがおすすめです。厚みがあるほど空気の層が多く、冷気を遮断しやすくなります。
薄手のマットだと踏み心地は良くても、冬場はひんやり感が残ってしまうこともあるので、厚さ選びは非常に重要です。
3. ラグやカーペットと組み合わせて保温性アップ
ジョイントマットの上にさらにラグやカーペットを重ねることで、断熱・保温効果はより高まります。特に窓際や北側の部屋など、冷気の入りやすい場所では重ね敷きが効果的です。
毛足のあるラグやウール素材のカーペットを合わせれば、暖かさがさらに持続します。
防音性を引き出す使い方のポイント
ジョイントマットは防音材としても優秀で、特に足音・物の落下音・椅子の移動音などの衝撃音を吸収しやすい特性があります。
防音性を高めたい場合は、以下のような工夫をしましょう。
フロア全体に敷く+厚手タイプを選ぶ
防寒と同様、防音でも全体敷き+厚みが重要です。特に小さな子どもが走り回る家庭や集合住宅に住んでいる場合は、遮音等級を意識した製品を選ぶと安心です。
防音シートとの併用
さらに防音性を高めたいときは、ジョイントマットの下に防音シートや遮音マットを敷くのも効果的です。音の反響や下階への振動が大きく軽減されます。
素材ごとの断熱性の違い
素材 | 断熱性 | 特徴 |
---|---|---|
EVA樹脂 | ◎ | 柔らかく、軽量で断熱・防音に優れる。家庭用に多い。 |
PE素材 | ○ | やや硬めで丈夫。水回りに向いている。 |
コルク | △ | 自然素材で肌触りは良いが、断熱性はやや控えめ。湿気に弱い面も。 |
冬の冷気をしっかり遮断したいなら、EVA素材の厚手タイプが最もおすすめです。
断熱効果を保つための注意点
- 隙間やめくれを放置しない
すき間から冷気が入り込むと効果が低下します。マットのずれを防ぐために、滑り止めシートや固定テープを使うと安心です。 - 汚れたまま放置しない
汚れた部分が劣化し、断熱性の低下につながることがあります。定期的な掃除と換気を心がけましょう。 - 反り・浮きはすぐに修正
浮いた部分から冷気が入るため、早めに重しやテープで平らに戻すのがポイントです。
まとめ|ジョイントマットで暖かく快適な室内空間に
ジョイントマットは敷くだけで床の冷たさを和らげ、室内の断熱・防寒対策として大きな力を発揮します。さらに、防音性にも優れているため、生活音の悩みにも効果的です。
敷き方や素材、厚みをしっかり選ぶことで、より快適な室内環境をつくることができます。冬の寒さ対策や階下への配慮として、ぜひ断熱性の高いジョイントマットを活用してみてください。