引っ越し後に役立つ!高さが合わない家具をかさ上げで調整

新居への引っ越し後、家具を配置してみて「なんだか高さが合っていない…」「前の家では気にならなかったのに、今は違和感がある」と感じることはよくあります。
床の高さや傾斜、間取りの変化によって、以前と同じ家具でも使い勝手が変わることがあるのです。
この記事では、引っ越し後に起こりやすい「家具の高さの違和感」を解消するための**“かさ上げ”という簡単で実用的な方法**について、具体的な事例とともにご紹介します。
なぜ引っ越し後に家具の高さが気になるのか?
フローリングや床の構造が異なる
引っ越し先の住宅では、以前より床の厚みが違ったり、わずかな傾斜があったりと、家具の設置環境が微妙に異なることがあります。
その結果、これまでピッタリだったソファとテーブルの高さ差が不自然になったり、テレビ台とテレビの高さバランスが崩れたりします。
間取りや家具の配置が変化する
新しい部屋では、これまで横並びに置いていた家具を縦に並べたり、日当たりの関係でレイアウトを変更したりすることも多いでしょう。
その結果、「高さが合わない組み合わせ」が新たに発生します。
床材による微妙な沈み込みの違い
クッションフロアや畳など、床材の違いでも家具の沈み込み具合に差が出るため、実際の使用感にズレが生じやすくなります。
家具のかさ上げでできること
高さの違和感を解消して快適な生活動線に
たとえば、ダイニングテーブルと椅子のバランスが悪いと、食事中に腕や腰が疲れる原因になります。
ソファとローテーブルのバランスが崩れると、くつろぎにくく感じたり、物を置く際に不便だったりします。
かさ上げをすることで、使用時の高さ感覚を調整し、元の快適さに近づけることができます。
家具同士の見た目のバランスを整える
家具の高さ差が目立つと、空間がごちゃついて見える要因になります。
とくに収納棚やテレビボードなどを横に並べた際は、天板の高さを揃えるだけでスッキリと整った印象に。
引っ越し後の新しいインテリアを美しく仕上げるためにも、高さ調整は効果的です。
掃除のしやすさや空気の流れを確保できる
家具を5〜10cmほど持ち上げることで、掃除機のノズルやロボット掃除機が通れるスペースを確保できます。
また、家具下に空間が生まれることで、湿気がこもりにくくなり、カビ対策にもつながるという利点も。
かさ上げに使えるおすすめのアイテム
アジャスター式(ねじ調整タイプ)
家具の脚に取り付けて数ミリ単位で高さを調整できる便利アイテムです。
とくに椅子やデスクなどで微妙な高さ差を解消したい場合に最適。
調整後も目立ちにくく、見た目を損ないません。
ブロック式かさ上げ台
ベッドやソファ、棚など、数センチ単位の高さ調整が必要な大型家具向けです。
木製・プラスチック製・ゴム製などがあり、耐荷重や滑り止め機能付きのものも多く販売されています。
10cm程度の高さアップが可能なものもあり、掃除しやすさも向上します。
フェルト・ゴムパッド
1〜5mm程度の微調整をしたいときに便利なアイテムです。
床の傷を防ぐ効果や防音効果もあり、フローリングとの相性も◎。
引っ越し直後の「とりあえず調整したい」場面にも活躍します。
引っ越し後にありがちなケース別活用例
ケース1:椅子が低くてテーブルが使いにくい
対策:
椅子の脚にアジャスターを取り付けて、座面の高さを2〜3cmアップ。
姿勢も改善され、食事や作業が楽になります。
ケース2:ベッド下に収納ボックスが入らない
対策:
ブロック式のかさ上げ台を使って、高さを10cmアップ。
ベッド下を収納スペースとして活用でき、引っ越し直後の荷物整理にも便利です。
ケース3:テレビ台と横並びの棚の高さが揃わない
対策:
棚側の脚にフェルトパッドを2重に重ねて調整。
水平ラインがそろうだけで空間がすっきり見えるようになります。
注意点とアドバイス
高さを上げすぎない
かさ上げのしすぎは重心のバランスが崩れやすくなるため注意が必要です。
とくに小さなお子さんがいる家庭では、安定性と安全性を最優先にしましょう。
耐荷重と滑り止めの確認を忘れずに
大型家具を持ち上げる場合は、使用するアイテムの耐荷重を必ず確認。
また、滑りやすい床材の上では、滑り止め加工やゴム底タイプを選ぶと安心です。
デザインの統一感にも配慮
目に見える部分に設置する場合は、家具の脚や床と馴染むデザイン・色味を選ぶことで、違和感を最小限に抑えられます。
まとめ|かさ上げで引っ越し後の快適空間を整えよう
引っ越し後に気になる家具の高さの違いは、かさ上げによって簡単かつ実用的に解決できます。
- 家具のバランスを整えて見た目を向上
- 使用感を改善して生活の快適度アップ
- 掃除や収納もラクになる
新しい住まいで「ちょっと気になる違和感」があるなら、それは“高さ”の問題かもしれません。
ぜひかさ上げテクニックを活用して、自分らしい快適空間をつくっていきましょう。