DIYでできるドア下隙間対策|初心者でも簡単にできる方法

「ドアの下から冷たい風が入ってくる」「隣の部屋の音が漏れてくる」「虫が侵入して困っている」
こうした悩みの多くは、ドア下のすき間をきちんと対策することで解決できます。とはいえ、業者に頼むのは大がかりで費用も気になるところ。
そこでおすすめなのが、自分でできるDIYの隙間対策です。この記事では、初心者でも手軽にできるドア下隙間対策の方法と、実際に使えるアイテム、注意点まで詳しく解説します。
ドア下の隙間が引き起こすトラブル
冷暖房効率の低下
冬場は冷気が、夏場は熱気がドア下から入り込み、部屋の温度が安定しません。その結果、エアコンの効きが悪くなり、電気代も無駄に増えてしまいます。
すきま風による寒さや音漏れ
わずかなすき間でも風は通り抜けます。特に玄関やリビングのドアなどでは、すきま風や音が気になる原因になりやすいポイントです。
虫やホコリの侵入
ドア下の空間は、外部からの虫やホコリ、花粉の侵入口にもなっています。放っておくと衛生面にも影響します。
DIYでできる簡単なドア下隙間対策アイデア
すき間テープを貼る
もっとも手軽な方法が、スポンジ素材やゴム製のすき間テープをドアの下やドア枠に貼り付ける方法です。ホームセンターや100円ショップで手軽に手に入り、工具不要で施工できます。
使い方:
- すき間のある部分の長さを測る
- 必要な長さにテープをカット
- ドアや床面をきれいに拭いてから貼り付け
ポイント:
- 厚みを選ぶ際は、ドアの開閉に支障が出ないよう注意
- 目立たせたくない場合は、透明やドアと同色のテープを選ぶと◎
ブラシ付き隙間ガードを取り付ける
より密閉性を高めたい場合は、ブラシ状の隙間ガードを使う方法がおすすめです。細いブラシが床と接触し、空気や虫を遮断してくれます。
使い方:
- ドアの幅に合わせてブラシをカット
- 両面テープやネジでドアの下部に取り付ける
ポイント:
- 取り付け位置がズレないよう、事前に仮止めすると失敗しにくい
- 床と強くこすれると開閉が重くなるので、接触具合を微調整
フェルトや布を巻いて隙間クッションを自作
手芸用フェルトや使わなくなったタオル・靴下などを使って、ドア下にぴったりはまるクッションを自作するのも有効です。見た目もやわらかく、赤ちゃんやペットがいる家庭にも向いています。
作り方:
- ドアの幅とすき間の高さに合わせてフェルトをカット
- 中に綿やタオルを詰めて筒状に縫う(または結ぶ)
- ドアの下にスライドして設置
ポイント:
- 動いてズレる場合は、マジックテープや面ファスナーで固定
- 季節やインテリアに合わせて色や柄を変えるのも楽しい
断熱マットやすき間風防止シートを床に敷く
隙間そのものを埋めるのではなく、床側から冷気の侵入をブロックする方法もあります。断熱マットや隙間風防止シートをドアの内側に敷くだけで、体感温度はかなり変わります。
使い方:
- ドアの下に沿ってマットを敷く
- 必要に応じて滑り止めを併用
ポイント:
- 絨毯タイプの断熱マットは足元が冷えにくく快適
- 厚みのあるタイプはドアの開閉に干渉しないか要確認
結束バンド+タオルで即席ドラフトストッパー
「今すぐ何とかしたい!」というときは、タオルを巻いて結束バンドで固定した即席ストッパーも便利です。見た目はやや簡易的ですが、効果はしっかりあります。
作り方:
- タオルを筒状に丸める
- 両端を結束バンドまたは輪ゴムで留める
- ドアの下に設置するだけ
ポイント:
- 複数作って洗い替えにしてもOK
- 簡易的なので、仮対策や冬季限定の使用に向いています
DIYする際の注意点
- ドアと床の間の正確なすき間寸法を事前に測ること
- ドアの開閉に干渉しない厚さ・素材を選ぶこと
- 賃貸住宅では粘着跡が残らないよう、マスキングテープや取り外し可能な部材を使うこと
- 火の近くや湿気の多い場所では、素材の劣化にも注意すること
まとめ
ドア下のすき間は、意外にも暮らしの快適性に直結する場所です。冷暖房効率、防音、防虫、衛生面など、さまざまな効果が期待できるため、早めに対策しておくことが大切です。
DIYでできるすき間対策は、道具いらずで誰でも挑戦できるものが多く、コスパも良好です。材料は100均やホームセンターでそろえられるものばかりなので、今日からでも始められます。
まずはおうちのドアをチェックし、手軽な方法から試してみてください。ちょっとした工夫で、驚くほどの快適さが手に入ります。