防炎タイプの玄関マットは必要?選ぶポイントと商品紹介

「防炎加工の玄関マットって必要なの?」「どんな家庭でも使うべき?」「どこで買える?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
近年、防炎加工が施されたインテリア用品は増えていますが、玄関マットにも防炎タイプが存在し、実は多くの場所で推奨または義務付けられているケースがあります。
この記事では、「防炎マットとは何か」「どんな家庭に必要か」「選ぶときのポイント」「おすすめ商品例」までを詳しく解説します。安全性と機能性の両方を重視したい方は、ぜひ参考にしてください。
防炎マットとは?|火に強い=安心の第一歩
「防炎」とは、簡単に言うと**“燃えにくく加工された素材”**でつくられた製品のこと。防炎マットは、火が付いても燃え広がりにくく、自己消火性を持っています。
特に、以下のような場所では防炎性能が重要です。
- 火気を使う飲食店・医療施設・工場・公共施設
- 集合住宅(マンション)での共用部
- ペットや子どもがいる家庭(火の取り扱いに不安がある)
- キャンプ道具・ライター・ストーブなどを玄関に置くご家庭
また、消防法により**「防炎物品」**の使用が義務付けられている施設(劇場、ホテル、病院、学校など)では、防炎認定品の使用が必須です。
一般家庭でも防炎マットは必要?
必須ではないものの、以下のようなケースでは設置を検討する価値があります。
◎ ペットや小さなお子様がいる家庭
思わぬライターの誤操作や、香取線香・アロマキャンドルの倒れ込みなどによる出火リスクはゼロではありません。防炎マットを使っておくことで、火災の延焼リスクを抑えられます。
◎ マンションの共用部にマットを置きたい場合
管理規約によっては「共用廊下にマットを敷くなら防炎品であること」と明記されているマンションもあります。管理人に確認し、防炎認定マーク付きの商品を選ぶと安心です。
◎ オール電化・ストーブ使用家庭にも
一見火の気がないように思える家庭でも、玄関でアウトドア用品やキャンプ道具、灯油缶などを保管している場合は、防炎マットを敷いておくと安心です。
防炎マットの選び方|確認すべき3つのポイント
1. 「防炎認定マーク」があるかどうか
防炎性能が明記されていても、必ずしも公的認定を受けているとは限りません。**消防庁が認定する「防炎ラベル」や「防炎性能試験合格マーク」**がついているかを確認しましょう。
認定マークがある製品は、以下のような表示がされています:
- 防炎ラベル(赤い火のマーク)
- 一般財団法人日本防炎協会の認定番号記載
これらがあれば、施設用・マンション共用部用としても安心して使えます。
2. 屋内用か屋外用かを明確にする
防炎マットには「室内用」と「屋外用」があり、素材が異なります。
用途 | 特徴 |
---|---|
屋内用 | 吸水性・滑り止め付き・柔らかい触感。住宅向き |
屋外用 | 泥・砂落とし機能が強く、雨に強い。やや硬めの素材が多い |
使用場所に合わせて最適な素材を選ぶのがポイントです。
3. 機能性をプラスでチェック(滑り止め・吸水など)
防炎性能に加えて、以下のような機能があるとさらに便利です。
- 滑り止め加工:小さなお子様や高齢者がいても安心
- 吸水速乾性:雨の日の濡れた靴でも安心
- 抗菌・防臭加工:衛生的な玄関空間を保ちやすい
- 洗濯機洗いOK:定期的なお手入れが簡単
防炎タイプの玄関マット|おすすめ商品例
① 山崎産業(コンドル)玄関マット 防炎屋外用
【特徴】
- 防炎適合マーク付き(日本防炎協会認定)
- コイル状で泥落としに優れ、耐候性も高い
- ビル・病院などでも使用される業務用仕様
- サイズ:60×90cm〜大型あり
こんな人におすすめ: マンションの共用廊下や屋外玄関に安心して使いたい方
② エムール 抗菌防炎マット(室内用)
【特徴】
- 防炎+抗菌加工済の高機能ファブリック
- 表面は滑らかでやや厚みのある織り素材
- 滑り止め付き&洗濯機OK
- サイズ展開:50×80cm/60×90cm など
こんな人におすすめ: 子どもやペットのいる家庭、室内用で衛生面も重視したい方
③ 3M ノマドエントランスマット 防炎モデル
【特徴】
- 業務用としても有名な3M社製
- 強力な除塵力+防炎・防滑性能あり
- 摩耗・劣化に強く、長持ち
- サイズカット可能なモデルも存在
こんな人におすすめ: 頻繁に靴の出入りがある家庭、店舗兼住宅など
防炎マットはどこで買える?
以下のような場所で購入可能です:
- ホームセンター(カインズ・コーナンなど)
- 業務用品店(モノタロウ、アスクルなど)
- オンライン通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)
- インテリアショップ(一部のニトリ・無印・IKEAには未対応)
ポイント:
「防炎」と明記されているかに加え、認定マーク付きかどうかを商品ページで必ず確認しましょう。
まとめ|安全+安心+機能性で選ぶなら防炎マットは“あり”
玄関は火を使わない場所と思いがちですが、実は延焼の入口にもなり得る重要な空間です。防炎マットを導入することで、見えないリスクを減らし、家族や住まいを守る第一歩になります。
選ぶポイントを振り返ると:
- 防炎認定マーク付き商品かを必ず確認
- 屋外用/室内用の使い分けを明確に
- 滑り止め・吸水・抗菌などの機能性も重視
- 用途に合ったサイズとデザインを選ぶ
安全・快適・衛生的な玄関空間を目指すなら、ぜひ防炎マットを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。防災とインテリア、どちらにも気を配った住まいづくりが実現します。