玄関マットの処分方法|可燃?不燃?サイズ別に解説

使い古した玄関マット、劣化したマット、季節ごとの買い替えなど、「処分したいけど、これは可燃ごみ?不燃ごみ?それとも粗大ごみ?」と迷った経験はありませんか?
実は玄関マットは、素材やサイズによって処分方法が異なるため、正しく仕分けて処分する必要があります。誤った捨て方をすると、収集されなかったり、処分場でトラブルになる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、玄関マットの処分方法を「素材」「サイズ」別にわかりやすく解説し、あわせて地域ごとの分別ルールの確認方法や、捨てる前に検討したいリユース方法についてもご紹介します。
玄関マットは“素材”と“サイズ”で処分方法が決まる
玄関マットを処分するとき、まず注目すべきは以下の2点です。
- 素材が布製か、ゴム・プラスチック製か
- サイズが粗大ごみ基準を超えるか
この2つの組み合わせで、おおよその処分区分が決まります。
素材・サイズ | 基本の処分区分 |
---|---|
布製・小型(45cm×75cm程度) | 可燃ごみ(燃やせるごみ) |
ゴム製・小型 | 不燃ごみ(燃やせないごみ) |
プラスチック製・小型 | 不燃ごみまたは可燃ごみ(自治体により異なる) |
いずれの素材でも大型 | 粗大ごみ |
次の項目で、それぞれを詳しく解説します。
可燃ごみで出せる玄関マットの例
可燃ごみとして出せるのは、主に布・綿・ウールなどの天然繊維や化学繊維の布製マットで、サイズが小さいものです。
例:
- アクリル製やポリエステル製の室内用玄関マット
- 薄手で折りたたんで45Lゴミ袋に入る大きさのマット
注意点:
- 長い毛足のマットや滑り止め加工が施されているものでも、基本的に「布製」であれば可燃ごみに分類されることが多いです。
- 汚れが激しいものやペットの毛が大量に付着している場合は、ビニール袋に包んで出すと衛生的です。
不燃ごみで出すべき玄関マットの例
不燃ごみ扱いになるのは、主に以下のような素材で作られたマットです。
例:
- ゴム製の屋外用マット
- コイル状のPVC(ビニール)製泥落としマット
- 硬質プラスチック製マット(洗えるタイプなど)
ポイント:
- 多くの自治体では、ゴム製や合成樹脂製のマットは不燃ごみとされていますが、一部の地域では可燃ごみとして回収されることもあります。
- 裏面に滑り止め加工(ゴム製)がある布マットは、自治体によって判断が分かれるケースがあります。
迷った場合は?
市町村の公式ホームページで「ごみの分別辞典」や「ごみの出し方50音検索」を利用すれば、該当するマットの素材で判断ができます。
粗大ごみに該当するケース
粗大ごみになる基準は「一辺が30cm以上」や「指定ごみ袋に入らない大きさ」が一般的。たとえば以下のようなマットは粗大ごみに該当します。
粗大ごみとなる例:
- 90cm×120cmの大型マット
- 業務用・商業用の重厚なコイルマット
- ゴム製で折りたたみできない重量のあるマット
処分方法:
- 自治体の粗大ごみ受付窓口に申し込み、回収日を指定してもらう
- コンビニ等で粗大ごみ処理券を購入して貼り付ける
- 指定場所に出しておく(立ち合い不要な地域もあり)
費用の目安:
粗大ごみの処理手数料は300〜800円前後が一般的です。地域により異なるため、必ず自治体の公式サイトや窓口で確認しましょう。
地域ごとに異なるごみ分別ルールに注意
日本全国でごみの分別ルールは統一されていません。たとえば、
- 東京都23区:布製マットは可燃ごみ、ビニール・ゴム製は不燃ごみ
- 大阪市:布・ゴム・プラスチック類問わず45cm以下なら普通ごみ
- 横浜市:素材に関わらず、30cm以上は粗大ごみ
といった具合に、自治体ごとに大きく異なるケースがあります。
調べ方の例:
- 「○○市 玄関マット ごみ」などで検索
- 自治体の“ごみの出し方ガイドPDF”を確認
- LINEやアプリでの検索サービスを導入している自治体も増加中
処分する前に!リユース・リサイクルの選択肢も
まだ使える玄関マットであれば、すぐに捨てるのではなく、リユース(再利用)やリサイクルを検討するのも一つの方法です。
リユースの例:
- 洗濯してベランダ用・ガレージ用に使う
- ペットのトイレマットや足拭きマットとして再利用
- フリマアプリ(メルカリ・ジモティーなど)で出品
リサイクルの例:
- 一部ホームセンターでは古いマットの回収サービスを実施
- 回収イベントでの資源ごみ扱い
特に状態のよいマットは意外と需要があるため、思いがけず誰かの役に立つこともあります。
まとめ|玄関マットの処分は「素材×サイズ」を見極めよう
玄関マットの正しい処分方法をまとめると、以下の通りです。
- 布製かつ小型サイズ:可燃ごみ
- ゴム・ビニール製の小型:不燃ごみ(地域によって異なる)
- 大型マットは素材を問わず粗大ごみ
- 自治体ルールを確認するのが確実な方法
- 使える場合は再利用・譲渡も視野に入れて◎
うっかり間違った分類で出してしまうと、ごみ収集で回収されなかったり、近隣トラブルになることも。ぜひこの記事を参考に、ご自宅の玄関マットを適切に処分してください。