玄関マットを敷く場所はどこが正解?屋外・室内の配置ルール

玄関マットを敷こうと思っても、「屋外に置くべき?室内がいい?」「両方に必要?」「風水的にはどこが正解?」と迷う人は多いのではないでしょうか。実は、玄関マットの配置場所には明確な目的や意味があり、それによって選び方や置き方も変わってきます。
この記事では、屋外・室内それぞれの玄関マットの役割と、正しい配置ルールについて解説します。併せて、マットの素材や形状の選び方についても紹介しますので、マット選びの参考にしてください。
屋外用玄関マットの役割と正しい置き方
汚れを家に持ち込まないための第一防衛線
屋外に敷く玄関マットの最大の役割は「靴の泥や砂ぼこりを落とすこと」です。特に雨の日や雪の日、庭仕事や公園からの帰宅後など、靴裏は想像以上に汚れています。屋外用マットであらかじめ汚れを落とすことで、室内の清潔を保つことができます。
屋外用マットは玄関扉の“外側”が基本
屋外用マットは、基本的に玄関扉の外側、つまり敷地のエントランス直前に置くのが正解です。特に一戸建て住宅では、門扉から玄関までの間に砂利や土の通路がある場合、マットの存在が非常に効果的になります。
マンションやアパートでも玄関ドアの外に私物を置ける範囲がある場合は、屋外用マットを設置して問題ありません。ただし、共有スペースのルールがある場合は管理規約を確認しましょう。
屋外用マットに適した素材とは?
屋外マットは耐久性・排水性に優れた素材が望ましいです。おすすめは以下のような素材です。
- コイルマット(PVC素材):泥落とし性能が高く、水はけもよい
- ゴムマット:滑りにくく屋外でも安定
- ココヤシマット(コイヤーマット):天然素材で見た目もおしゃれ
厚みがあり重さのあるマットを選ぶことで、風で飛ばされる心配も減ります。
室内用玄関マットの役割と配置ポイント
室内の汚れ防止&インテリアの一部として機能
屋外マットで泥を落としても、靴の裏にはまだ細かなほこりや花粉、雑菌が残っている場合があります。室内にマットを敷くことで、最終的な“防塵ゾーン”となり、フローリングやタイルを汚すリスクを減らせます。
また、インテリアとしての役割も見逃せません。玄関は来客が最初に目にする場所なので、おしゃれなマットを置くだけで印象が大きく変わります。
室内用マットは“扉の内側”に
室内マットは玄関扉のすぐ内側、つまり「靴を脱ぐ直前」の場所に設置します。玄関のスペースに余裕があるなら、土間と上がり框(あがりかまち)の間にぴったり収まるサイズを選ぶと、見た目も美しくなります。
ただし、段差が少ない場合や、マットが滑る素材の床では滑り止め付きマットや滑り止めシートを併用することが重要です。
室内用マットにおすすめの素材
室内マットは肌触りや吸水性、防臭性も考慮して選ぶと快適です。
- ポリエステル:乾きが早くお手入れが簡単
- アクリル:毛足が柔らかく見た目が上品
- 珪藻土マット:吸水性に優れていて夏場にも最適
- 綿素材:ナチュラルで温かみのある印象に
デザインも豊富なので、玄関の雰囲気に合ったものを選ぶ楽しみがあります。
屋外・室内どちらも敷くのが理想的
結論として、屋外と室内の両方に玄関マットを敷くのがもっとも効果的です。それぞれの役割が異なるため、どちらかだけでは不十分な場合も多く、衛生面や見た目の両方で相乗効果が得られます。
例えば以下のような組み合わせが理想です:
- 屋外:コイルマット(泥落とし重視)
- 室内:アクリルマット(デザイン+吸塵)
これにより、外からの汚れは屋外マットで落とし、残った微細な汚れは室内マットでキャッチできるため、玄関がいつも清潔で美しく保たれます。
風水的に玄関マットを置くべき場所とは?
風水の観点でも、玄関マットは重要なアイテムとされています。外から入ってくる“気”の通り道である玄関にマットを敷くことで、悪い気をブロックし、良い気だけを家の中に取り入れるフィルターのような役割を果たすとされています。
風水では以下のような配置が良いとされます:
- 屋外マット:黒・グレーなどの落ち着いた色(邪気を吸収)
- 室内マット:明るい色(良い運気を呼び込む)
素材も天然素材(綿や麻など)が好まれる傾向にあります。毎日清掃することも風水的に重要です。
まとめ|“外と中”で役割を分けるのが正解
玄関マットは「屋外」「室内」それぞれで役割が異なり、配置場所によってその効果は大きく変わります。
- 屋外は汚れを落とす第一関門
- 室内は残りの汚れと湿気・雑菌を吸着する最終防衛
- 両方にマットを敷くのがもっとも衛生的かつ快適
- 素材やデザインは目的と玄関スペースに合わせて選ぶ
- 風水を気にするなら色と清潔さを意識すると◎
日々の暮らしにおいて、玄関は「家の顔」となる大切な場所。正しいマットの配置と選び方を実践することで、見た目も清潔さもワンランクアップした玄関空間をつくることができます。まずは屋外・室内の両方に最適なマットを揃えてみてはいかがでしょうか。