スライドドア・引き戸の隙間対策にも使えるアイテムまとめ

スライドドアや引き戸はスペースを取らない便利な開閉方式ですが、ドアの構造上どうしても隙間が生じやすいのが難点です。そこから虫が入ってきたり、音漏れや冷暖房効率の低下を招いたりすることも。この記事では、引き戸の隙間から生じる問題と、その対策に使える便利なアイテムを目的別にご紹介します。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


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目次

なぜスライドドア・引き戸は隙間ができやすい?

上下・側面が開放されている構造

引き戸はレールの上を滑らせて開閉するため、開閉のスムーズさを保つにはある程度の“遊び”が必要です。そのため、上下左右にわずかな隙間ができるのが一般的です。とくに和室のふすまや襖、洗面所の引き戸などは気密性が低く、空気・音・虫などが通りやすい構造になっています。

経年劣化や建付けのズレも原因に

長年使っていると、戸車やレールの劣化、建付けのずれなどによって隙間が広がることもあります。このような状態を放置していると、隙間風やほこり、虫の侵入がますますひどくなる可能性があります。

引き戸の隙間が引き起こす主なトラブル

  • 虫(ゴキブリ・ダンゴムシ・アリなど)の侵入
  • 冷暖房効率の低下と電気代の増加
  • 外の音やにおいが室内に入る
  • 光漏れ・音漏れによるプライバシーの低下
  • 隙間風による底冷えや乾燥

これらのトラブルは、対策グッズをうまく活用することで防ぐことが可能です。

スライドドア・引き戸の隙間対策に使えるアイテム一覧

1. 隙間テープ(すきま風防止テープ)

特徴:
スポンジやモヘア(毛状繊維)で作られたテープで、引き戸の上下や側面に貼って隙間を埋めるアイテム。柔軟性があるため開閉の邪魔になりにくく、防音・防風・防虫に効果的です。

おすすめ用途:
・引き戸の上部・側面に
・寝室や仕事部屋など、防音したい場所に

注意点:
引き戸の動作に干渉しないよう、厚みや幅を調整して選ぶ必要があります。

2. モヘアシール(モヘアタイプのブラシテープ)

特徴:
細かいブラシ状の毛が密集したシール。すきま風や虫の侵入を防ぎながらも、開閉を妨げにくいというメリットがあります。

おすすめ用途:
・室内の引き戸の上下・側面に
・和室のふすまや洗面所のドアなど目立たせたくない場所

メリット:
見た目がスマートで目立たず、埃や虫も絡めとる効果があるため一石二鳥。

3. ドアボトムシール(下部専用ブラシ付きタイプ)

特徴:
引き戸の下部に設置して、床とのすき間を埋めるブラシ付きのパーツ。粘着テープで取り付け可能な商品もあり、賃貸でも使いやすいです。

おすすめ用途:
・床と引き戸の間に隙間がある場所(玄関やリビング)
・虫の侵入や冷気を防ぎたいとき

設置のコツ:
床面との接触が強すぎると動作が重くなるため、1~2mmの空間を保って設置するのがポイントです。

4. マグネット式隙間カバー(戸当たり強化)

特徴:
扉の端同士が完全に閉じず、隙間ができてしまう場合に有効。マグネットの力でピタッと密閉状態を作り、気密性を向上させます。

おすすめ用途:
・引き戸を完全に閉めたい場所(寝室、トイレなど)
・音やにおいの遮断をしたいとき

取り付け例:
扉の端にマグネットテープ、枠側に鉄板シールを貼って接触させるなどの簡単DIYで対応可能です。

5. カーテンやのれんで視覚・気流をカバー

特徴:
どうしても隙間が完全にふさげない場合には、カーテンやのれんを併用して“二重対策”にするのも効果的です。特に冷気や光漏れには有効です。

おすすめ用途:
・引き戸の前にカーテンレールを設置
・和室とリビングの間など空間を仕切る場所に

補足:
デザイン性も兼ねたのれんを使えば、インテリアとしても楽しめます。

賃貸でもOK?対策グッズの選び方と注意点

原状回復できる商品を選ぼう

賃貸住宅で気をつけたいのが「退去時の原状回復」。粘着力の強すぎるアイテムやネジ止めタイプは避け、はがせる両面テープやマグネット式のものを選ぶのがおすすめです。

隙間の幅をきちんと測ってから購入する

市販されている隙間テープやシールには厚みの違いがあります。購入前には必ず引き戸のすき間のサイズを測定し、適切な厚みの商品を選ぶようにしましょう。

まとめ:引き戸の隙間対策は“快適さ”への近道

スライドドアや引き戸は便利な反面、気密性の低さが気になることもあります。しかし、適切な隙間対策を行えば、防虫・防音・断熱・プライバシー向上など多くのメリットが得られます。ご紹介したアイテムはどれも手軽に導入できるものばかりなので、ぜひ自宅の引き戸に合った方法で快適な空間づくりを進めてみてください。

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