賃貸OK?コルクマットの原状回復と床保護の真実

賃貸物件で暮らす人にとって、床を傷つけたり汚したりしてしまうことは大きな悩みです。特にフローリングは意外とデリケートで、椅子の引きずり傷や家具のへこみ跡などが退去時のトラブルになることも。

そこで注目されているのが「コルクマット」。防音・断熱に加え、床の保護効果があるとされるこのマットですが、「本当に賃貸OK?」「原状回復に支障はないの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、コルクマットが賃貸物件で使えるかどうか、原状回復義務との関係や注意点をわかりやすく解説します。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


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目次

賃貸で床にマットを敷くのはOK?

基本的に、家具の使用やマットの設置自体は契約違反にはなりません。しかし、退去時の「原状回復義務」に注意が必要です。国土交通省のガイドラインでは、通常使用による「自然な劣化や消耗」は借主の負担にならないとされています。

ただし、「入居者の過失によるキズ・シミ・へこみ」などは、原状回復費用として請求される可能性があります。つまり、床を守る目的でマットを使うこと自体は良い選択ですが、設置方法や素材によっては逆にトラブルの原因になることもあるのです。

コルクマットの原状回復に関するメリットと注意点

メリット:床のキズやへこみを防げる

コルクマットは、家具の脚や椅子の移動による傷・へこみを予防する効果があります。特に厚みのあるタイプであれば、重い家具でも床との直接接触を避けられるため、床材へのダメージを最小限に抑えることができます。

また、歩行音や物音を吸収してくれるので、下階への音漏れを防ぐ防音対策としても優秀です。

注意点1:湿気・水分で床が変色する可能性

コルクは天然素材のため、湿気を吸いやすく、長時間敷きっぱなしにしていると床との接地面に湿気がこもって変色することがあります。これが賃貸での原状回復トラブルにつながるケースも。

対策としては、次のような方法が有効です。

  • 定期的にマットを外して換気する
  • 防湿シートや滑り止めシートを下に敷く
  • 撥水加工されたコルクマットを選ぶ

注意点2:日焼けや色ムラに注意

コルクマットを長期間敷いた部分と、それ以外の床部分で日差しの当たり方が異なると、床に色ムラができる可能性があります。これも退去時の確認で指摘されることがあります。

こまめに位置を変えたり、全面に敷き詰めることで、ある程度の色ムラを防ぐことができます。

注意点3:粘着タイプの滑り止めは避けるべき

滑り止めとして両面テープや粘着パッドを床に直接貼ると、剥がしたときに跡が残ったり、床材がはがれてしまう恐れがあります。
滑り止め効果を求めるなら、「吸着タイプ」や「裏面エンボス加工」など、床に粘着しない構造のものを選ぶのが安心です。

原状回復のトラブルを防ぐためのポイント

賃貸住宅でコルクマットを安全に使うためには、いくつかの基本的なポイントを押さえておくことが重要です。

  1. マットの下に防湿シートを敷く
     床とマットの間の湿気を逃がし、カビや変色のリスクを下げます。
  2. 敷きっぱなしにしない
     ときどきマットを外して風を通すことで、床面のコンディションを保てます。
  3. 家具の脚にはフェルトやキャップを併用
     マットの上からでも家具脚による圧力は伝わるので、専用キャップや傷防止パッドとの併用が効果的です。
  4. 退去前に床を清掃・チェックする
     事前に色ムラや汚れを確認し、マットの影響かどうかを自己確認しておくと、退去時の話し合いがスムーズになります。

実際に使っている人の声

  • 「音が響きにくくなり、下の階に気を遣わなくて済むようになった」
  • 「子どもが床におもちゃを落としても安心」
  • 「冬でも足元が冷たくないので快適」
  • 「退去時にマット跡が少しあったけど、管理会社と話して補修不要だった」

使用後の評価を見る限り、正しい使い方をしていれば大きなトラブルにはつながりにくいことがわかります。

結論|コルクマットは賃貸でも使える。ただし扱いには注意が必要

コルクマットは、賃貸物件における床保護や防音対策として非常に有効です。
ただし、長期間敷きっぱなしにしたり、湿気対策を怠ったりすると、逆に床を傷めてしまうリスクもあります。

重要なのは、**「コルクマット=万能」ではなく、「正しい使い方をしてこそ、効果を発揮する」**という点です。

原状回復のトラブルを避けるためにも、設置前のひと手間、使用中の気配りを忘れず、快適で安心できる暮らしを実現しましょう。

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