コルクマットとジョイントマット、どっちがいい?徹底比較

子育て家庭やペットを飼っている家庭、あるいは賃貸の床保護や防音対策として人気のある「床マット」。なかでも代表的なのが「コルクマット」と「ジョイントマット」です。
どちらも床に敷いて使うアイテムですが、素材や見た目、機能性が異なり、使用目的によっては向き不向きがあります。
この記事では、コルクマットとジョイントマットの違いを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントを詳しく解説します。
そもそも何が違う?コルクマットとジョイントマットの基本情報
コルクマットとは
表面に天然のコルクを使用し、中材にはEVA樹脂などを挟んだ構造のマット。自然素材の温かみある見た目が特徴で、防音性や断熱性もあります。主にナチュラル系のインテリアに馴染みやすいです。
ジョイントマットとは
ポリエチレンやEVA素材などの合成樹脂で作られたマットで、カラフルな色合い、さまざまな柄、機能性が特徴。キッズルームやプレイスペースによく使われ、クッション性が高いことでも知られています。
比較1:素材の違いと肌ざわり
- コルクマット
自然素材で肌ざわりが柔らかく、さらりとした質感。夏でもベタつきにくく、赤ちゃんの肌にもやさしい。 - ジョイントマット
柔らかくクッション性に富むが、製品によってはゴムっぽいにおいやベタつきがあることも。冬場は冷たく感じにくい反面、夏はやや蒸れやすい。
→ナチュラルな肌ざわりを重視するならコルクマットがおすすめ。
比較2:防音・断熱性能
- コルクマット
コルク素材は吸音性に優れ、歩行音や生活音を軽減できる。中材に断熱性の高い素材を使用していれば、冬場の冷えにも効果的。 - ジョイントマット
厚みのあるタイプが多く、クッション性が高いぶん衝撃吸収性も良い。防音性能もあり、ペットや子どもの足音対策にも効果的。
→防音・断熱性能は厚みによって大きく変わるため、8mm以上を目安に選ぶと効果的。
比較3:デザイン・インテリア性
- コルクマット
自然素材で落ち着いた見た目。ナチュラル系・北欧系・ミニマル系のインテリアに馴染む。 - ジョイントマット
カラーバリエーションが豊富で、柄物や木目調、アルファベット模様など子ども部屋向けのデザインが多い。
→インテリア重視派はコルクマット、遊び心を求めるならジョイントマットが最適。
比較4:水や汚れへの強さ
- コルクマット
吸水性があるため、水回りには不向き。濡れるとシミになりやすく、カビの原因にも。 - ジョイントマット
水をはじく素材なので、飲みこぼしや食べこぼしに強い。拭き取りも簡単で衛生的。
→キッチン・ダイニングなど汚れやすい場所にはジョイントマットが有利。
比較5:耐久性と劣化スピード
- コルクマット
柔らかく削れやすいため、椅子の脚やキャスターとの相性が悪い。日焼けや摩耗にも注意が必要。 - ジョイントマット
厚みがあるぶん長持ちしやすいが、端からめくれたり、接続部分が弱くなることも。
→使用頻度の高い場所や家具の移動が多い場所では、耐久性を重視したタイプを選ぼう。
比較6:価格とコスパ
- コルクマット
やや割高な傾向。自然素材なので価格が安定しづらいこともあるが、長く使えるタイプも多い。 - ジョイントマット
サイズや厚みにもよるが、一般的に安価。100均やホームセンターでも手軽に手に入る。
→価格重視ならジョイントマット、素材の安心感を求めるならコルクマット。
比較7:安全性・におい・アレルギー
- コルクマット
天然素材でアレルギーのリスクが少なく、敏感肌の人や赤ちゃんにも優しい。 - ジョイントマット
製品によっては、開封直後ににおいが気になるものもある。低ホルムアルデヒド仕様を選ぶと安心。
→敏感な家族がいる場合は、どちらも安全基準の明記された製品を選ぶのが重要。
結論:どっちがいい?目的別おすすめ
用途・優先ポイント | おすすめマット |
---|---|
自然な素材・見た目重視 | コルクマット |
子どもの遊び場づくり | ジョイントマット |
水に強くお手入れ簡単 | ジョイントマット |
赤ちゃんのハイハイ対策 | コルクマット(厚手) |
ペットの滑り止め対策 | 両方OK(滑り止め加工がある製品) |
価格重視 | ジョイントマット |
アレルギーや肌へのやさしさ重視 | コルクマット |
まとめ|自分のライフスタイルに合ったマットを選ぼう
「コルクマット」と「ジョイントマット」はどちらも便利で、目的や場所に合わせて使い分けることで、住まいの快適さが大きく変わります。
ナチュラルで肌ざわりの良さを重視するならコルクマット、汚れやすい環境やコスパ重視ならジョイントマットがおすすめです。
どちらか一方ではなく、リビングはコルク、ダイニングはジョイントなどの併用も非常に効果的です。日常の使い方に合わせて、あなたにぴったりの床マットを選んでみてください。