バスマットの滑り止め対策|子どもや高齢者も安心の選び方

お風呂上がり、濡れた床にバスマットを敷いて「安全」と思っていませんか?実は、滑りやすいバスマット自体が転倒リスクを高めているケースも多いのです。
特に小さな子どもや高齢者のいる家庭では、ちょっとした油断が大きな事故につながることも。そこで今回は、安心して使える「滑りにくいバスマット」の選び方と対策方法を解説。さらにおすすめの滑り止め付きバスマットも紹介します。
バスマットが滑る原因とは?
一見、安全に見えるバスマットでも、実は以下のような理由で滑ることがあります。
- 床とマットの間に水が溜まる
濡れた床に吸着できず、マットがずれてしまう - 裏面がツルツル素材で摩擦がない
ポリエステルや綿100%マットは裏面に滑り止めがなければ滑りやすい - マット自体が軽すぎる
薄手・軽量タイプは足を乗せた瞬間にずれてしまいやすい - 床材がフローリング・タイルで滑りやすい
クッションフロアやタイル張りの床では摩擦が少なく、マットが動きやすい
つまり、裏面の仕様と床との相性が重要です。見た目や肌ざわりだけで選ぶと、思わぬ事故のもとになります。
子ども・高齢者がいる家庭で重視すべきポイント
転倒リスクを防ぐためには、以下の点に注目してバスマットを選びましょう。
裏面が滑り止め加工されている
最も大切なのは、裏面がしっかり床に密着するかどうか。以下のような加工がされているタイプが安心です。
- TPR(熱可塑性ゴム)滑り止め:強力なグリップ力
- ラテックス加工:柔軟性がありつつズレにくい
- PVCドット加工:安価で滑り止め効果あり
床に吸着してズレない仕様なら、急な動きにも対応できます。
重量感のある素材・厚みがある
薄くて軽いマットはずれやすい傾向があります。ある程度の重さ・厚みがあるマットは、足を乗せても安定感があり、安全性が高まります。
滑り止めシートを併用するのも◎
お気に入りのマットが滑り止め非対応だった場合は、市販の滑り止めシートや滑り止めテープを敷くことで対策可能。100円ショップでも手に入ります。
安全性と機能性を両立したおすすめバスマット
サンコー すべり止め安心バスマット
裏面全面にTPR滑り止め加工あり。高齢者施設でも導入されている設計で、洗濯機でも洗える優れもの。
特徴: ズレにくく、吸水性も◎
価格帯: 約1,800円~
乾度良好 Dナチュレ 滑り止め付き
高吸水&速乾で人気の「乾度良好」シリーズの滑り止め付きモデル。裏面に細かなラテックス加工が施されており、床にしっかり密着します。
特徴: 軽量でもズレにくい設計
価格帯: 約2,500円~
ニトリ 滑り止め付きホテル風バスマット
ホテルのような高級感と安心の滑り止めを両立。裏面にドット状の滑り止めが施されていて、ずれにくく使いやすい。
特徴: 安価で買いやすい
価格帯: 約1,500円~
IKEA TOFTBO バスマット+滑り止めパッド
IKEAの人気バスマットは単体では滑り止めなしですが、専用の滑り止めパッドを併用することで安全性が確保できます。おしゃれを優先したい方に。
特徴: デザイン性と価格で選ぶ人向け
価格帯: マット1,000円〜、滑り止めパッド数百円
滑り止めバスマットを安全に使い続けるためのコツ
どんなに滑りにくいマットでも、使い方を誤ると安全性は低下します。以下のポイントを意識して使いましょう。
- 使用後は立てかけて乾かす
濡れたままにすると滑り止め効果が弱くなる場合があります - 滑り止め部分の劣化を定期的に確認
ゴムやラテックスがボロボロになってきたら買い替え時 - 床面も清潔に保つ
床に石けんカスや皮脂があると、滑り止めが効きにくくなります - 掃除のときは滑り止めシートも取り外して洗う
シートの裏にカビが発生することがあるため、定期的な掃除が大切です
まとめ|安心して使えるバスマットで毎日の安全を守る
バスマットは単なる快適グッズではなく、家族の安全を守るための道具でもあります。
特に子どもや高齢者がいる家庭では、滑りにくさを第一に考え、裏面の仕様やマットの重量、使用後の管理までトータルで選ぶことが大切です。
- 滑り止め加工の有無は必ず確認
- 素材や厚みにも注目
- 滑り止めシートの併用も効果的
- お手入れをしっかり行えば安心が続く
バスマット1枚で、足元の安全性は大きく変わります。見た目だけでなく「滑らない」という視点でも、ぜひ一度見直してみてください。