アジャスター式とブロック式、家具かさ上げグッズの違いとは?

家具の高さが合わないと、立ち上がりにくかったり、収納が入らなかったり、ロボット掃除機が通らなかったりと、意外とストレスがたまるものです。
そんな時に便利なのが「家具のかさ上げグッズ」ですが、アジャスター式とブロック式のどちらを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、アジャスター式とブロック式それぞれの特徴や違い、メリット・デメリット、用途に応じた選び方をわかりやすく解説します。
そもそも家具のかさ上げグッズとは?
家具かさ上げグッズとは、家具の脚の下に設置して高さを調整するためのアイテムです。収納スペースを確保したり、床の傾きに対応したり、身体に合った高さに調整したりと、さまざまな目的で使われます。
代表的なのが以下の2タイプです。
- アジャスター式(ネジ式)
→ 高さを「ねじ」で細かく調整できるタイプ - ブロック式(積み上げ・台座タイプ)
→ 既定の高さの台を設置してかさ上げするタイプ
この2つには、使用感や適した家具、安定性などで違いがあります。
アジャスター式とは?特徴とメリット・デメリット
特徴
アジャスター式は、家具の脚に直接取り付けて、高さを回転式で微調整できる構造になっています。もともと家具に付属していることもありますが、市販のアジャスターも多く出回っています。
メリット
- ミリ単位の高さ調整が可能
- 床の傾きやガタつきへの対応に優れる
- 見た目がすっきりしやすい
- 工具を使えばしっかり固定できるため安定性が高い
特に4本脚のうち1本だけ高さが足りないときなど、細かな調整が必要な場面に強い味方です。
デメリット
- 取り付けに工具が必要な場合がある
- 家具の構造によっては取り付け不可
- 複数本の脚すべてに取り付けるのが手間
家具の脚が細すぎたり、樹脂や金属で取り付け穴がないタイプだとそもそもアジャスターが使えないこともあるので要注意です。
ブロック式とは?特徴とメリット・デメリット
特徴
ブロック式は、木製・樹脂製などの台座を家具の脚の下に置いて、高さをかさ上げするタイプです。ダイソーやホームセンターでも手に入り、扱いやすいのが魅力です。
メリット
- 工具不要で誰でも簡単に設置できる
- 高さ3〜10cm程度の幅広いラインナップ
- 滑り止めや防振機能付きのものもある
- インテリア性に優れたデザインも豊富
特にベッドやソファ、収納家具の下にスペースを作りたいときなど、高さをしっかり確保したい用途に最適です。
デメリット
- 高さ調整は段階的で細かくできない
- 重心が高くなり不安定になることがある
- 床との接地面が多いため、フローリングに跡が残る可能性も
また、すべての脚の下に均等に設置しないとガタつきの原因になるため、しっかり水平を確認しながら使うことが大切です。
用途別|おすすめの選び方
デスクや椅子の高さを細かく調整したいなら「アジャスター式」
- パソコンデスクの天板の高さを調整したい
- 椅子の座面を微調整して姿勢を整えたい
- 床の傾きで家具がガタつくのを直したい
こうした場合はネジで1mm単位の調整ができるアジャスター式が最適です。
作業姿勢の改善や長時間使用する家具には、細かく調整できる利便性が役立ちます。
ベッドやソファの下に収納スペースを作りたいなら「ブロック式」
- ベッド下に収納ボックスを入れたい
- ソファの座面を少し高くして立ち上がりやすくしたい
- ロボット掃除機が通るようにしたい
このように高さをしっかり確保したいシーンではブロック式が便利です。
滑り止め付きのタイプを選べば、安定性も安心です。
併用もアリ?両方を使うテクニック
実は、アジャスター式とブロック式を併用することも可能です。
たとえば、
- ブロック式で基本の高さを確保
- アジャスターで微調整してガタつきを防止
という使い方をすれば、高さも安定感も思い通りに整えられます。
ただし、耐荷重や安定性を必ず確認して、無理のない範囲で組み合わせるようにしましょう。
まとめ|用途に応じて最適なタイプを選ぼう
家具のかさ上げは、使うシーンによって「最適なタイプ」が異なります。
どちらを選ぶか迷ったら、次のように考えてみてください。
- 細かな高さ調整・ガタつき対応が必要 → アジャスター式
- 高さをしっかり上げたい・収納スペースを確保したい → ブロック式
- 両方のメリットを活かしたい → 併用も検討
「高さを整えるだけで、生活の快適さは大きく変わる」
ぜひ、あなたの家具や用途にぴったり合ったかさ上げグッズを選び、暮らしの質をアップさせてみてください。