シニア向けルームシューズの特徴とおすすめ商品

年齢を重ねるとともに、足元の冷えや転倒のリスク、足腰の疲労などが気になるようになります。そんな中で注目されているのが「シニア向けルームシューズ」です。
室内での安全性を高め、快適な暮らしをサポートしてくれるルームシューズは、毎日使うものだからこそ機能性にこだわって選びたいものです。本記事では、高齢者に適したルームシューズの特徴や選び方、おすすめの商品まで詳しくご紹介します。
シニア向けルームシューズの特徴とは?
1. 転倒防止に配慮した「滑り止め付きソール」
高齢者が室内で転倒する原因のひとつがスリッパの滑りやすさです。シニア向けのルームシューズには、靴底にしっかりとした滑り止め加工が施されており、フローリングや畳でも安定感を保ちます。
2. 履き口が広く脱ぎ履きしやすい
足腰の柔軟性が低下すると、屈んで履く動作が難しくなります。面ファスナーやゴムで履き口が広がるデザインなら、椅子に座ったままでもスムーズに着脱できます。
3. 足にやさしいクッション性と保温性
クッション性の高いインソールや、かかとまでしっかり包む設計のルームシューズは、足裏や関節の負担を和らげてくれます。冬場には保温性のある素材(ボア、フリース、ウール混など)も重宝します。
4. 丸洗いできる素材で清潔に保てる
シニア世代では、足のむくみや汗による蒸れが気になることも。洗濯機や手洗い対応のルームシューズを選べば、清潔に保ちやすく衛生面でも安心です。
5. 軽量で歩きやすい設計
重たいルームシューズは足の動きを妨げるだけでなく、つまずきの原因にもなります。軽量で柔らかい素材のものを選ぶことで、自然な歩行をサポートします。
シニアにおすすめのルームシューズ5選
1. あゆみ シューズ 室内用ケアシューズ(徳武産業)
医療・介護用品で知られる徳武産業が展開する「あゆみ」シリーズ。幅広設計で履き口が大きく開くため、むくみや装具のある足にも対応可能。滑り止めソール付きで安心です。
- サイズ展開:21.0〜28.0cm
- 洗濯対応:丸洗い可
- 特徴:高齢者施設でも使用される信頼ブランド
2. 西松屋 ふわふわルームシューズ(滑り止め付き)
手頃な価格ながら、柔らかく軽量で滑りにくいルームシューズ。室内履きにぴったりで、ワンシーズンごとに買い替えたい方にもおすすめです。男女兼用デザイン。
- サイズ:M・L
- 洗濯対応:手洗い可
- 特徴:滑り止め+ふわふわ素材で冬もあたたか
3. 無印良品 あたたかファイバー厚手ルームシューズ
履き心地とシンプルさを両立した無印良品の人気シリーズ。厚みのある中敷きで足裏の負担を軽減しつつ、滑り止め付きで転倒リスクにも配慮。丸洗い可能で清潔。
- サイズ:22〜27cm
- 洗濯対応:手洗い可
- 特徴:シンプルで落ち着いたデザイン
4. アシックス商事 ラクウォーク 室内用ルームシューズ
スポーツシューズ技術を応用した「ラクウォーク」は、高齢者にもフィットする快適な室内履き。通気性・クッション性ともに優れており、夏場の使用にも適しています。
- サイズ:22.0〜27.5cm
- 洗濯対応:取り外しインソールのみ洗濯可
- 特徴:靴メーカーならではの歩きやすさ
5. 介護用ルームシューズ(楽天・Amazon限定)
楽天市場やAmazonには、介護施設監修のルームシューズが多く流通しています。幅広・抗菌・防臭・滑り止め・面ファスナー付きなど、高齢者向け機能が満載。ギフトにも◎。
- サイズ:S〜LL(男女兼用)
- 洗濯対応:機種により異なる
- 特徴:リハビリ対応タイプもあり
シニアがルームシューズを使う際の注意点
サイズは「ややゆったり」が理想
むくみや靴下を履いた状態も考慮し、ピッタリよりは少し余裕のあるサイズを選ぶと快適です。
定期的に乾燥・洗濯をして清潔を保つ
長時間履いていると湿気がこもるため、陰干しや洗濯でのケアが必要です。洗い替え用を用意するのもおすすめです。
床との相性も確認しておく
畳・カーペット・フローリングといった床材によって、滑りやすさや音の響き方が変わるため、使用環境に合った底材を選びましょう。
まとめ|シニアの快適な暮らしは足元から
ルームシューズは単なる室内履きではなく、高齢者の安全・快適な暮らしを支える「生活用具」としての役割を果たします。滑りにくく、履きやすく、疲れにくい——そんな条件を満たした一足は、日常生活の安心感にもつながります。
自分用にはもちろん、両親や祖父母へのプレゼントにも最適なアイテムです。ぜひ、暮らしに寄り添う“足元のパートナー”を選んでみてください。