マンションに合う玄関マットの選び方とは?

「マンションに住んでいるけれど、玄関マットって置いた方がいいの?」「共用廊下だから屋外用マットはNG?」と、マンションならではの事情で玄関マットの使い方に悩む方は多いのではないでしょうか。

実はマンションの玄関事情には**「共用スペースの制限」や「騒音・衛生面」など、独特のポイントがあります。戸建てと同じ感覚でマットを選ぶと、管理規約違反や近隣トラブル**に発展する恐れも。

そこで今回は、マンション住まいの方に向けて、「どんな玄関マットが合うのか」「屋内・屋外どちらに敷くべきか」などを詳しく解説します。おすすめの素材や選び方のポイント、注意すべき点まで、わかりやすくご紹介します。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

目次

マンションで玄関マットを敷くのは“屋内”が基本

まず大前提として、マンションでは玄関ドアの外(共用廊下)にマットを敷くのは避けた方が無難です。

その理由は以下の通りです。

管理規約で禁止されていることが多い

多くのマンションでは、共用部分への私物の設置が制限されています。特に玄関前のマットや傘立て、プランターなどは「消防法」「景観」「防災」の観点から禁止されることがほとんどです。

風や雨で飛ばされるリスク

共用廊下は風が通りやすく、軽いマットは飛ばされてしまうことも。通行人の転倒や他の部屋への迷惑になる可能性があります。

美観・衛生面でクレームになることも

外置きのマットが劣化したり、濡れたまま放置されたりすると、見た目が悪くなるだけでなく、カビや悪臭の原因にも。管理人や他の住人から注意されるケースもあるため、要注意です。

つまり、マンションの玄関マットは“室内”に置くのが原則。

室内用マットを上手に活用することで、清潔で心地よい玄関空間を作ることができます。

マンション向け玄関マットを選ぶポイント5つ

1. サイズは“コンパクト&スリム”が基本

マンションの玄関は戸建てよりも狭い傾向があるため、大きすぎるマットはかえって邪魔になります。ドアの開閉に干渉しないよう、横幅60〜75cm、奥行き30〜45cm程度が目安です。

上がり框のサイズにぴったり収まる「細長型」や「半月型」も人気です。

2. 滑り止め加工はマスト

フローリングやタイルの玄関床では、マットが滑って危険なことも。裏面に滑り止めラバーがついているタイプや、吸着タイプのタイルマットがおすすめです。

お子様や高齢者のいる家庭では、滑りにくさは特に重視しましょう。

3. 吸水・防臭・抗菌など機能性で選ぶ

マンションの玄関は気密性が高く、湿気や臭いがこもりやすい傾向にあります。そのため、以下の機能があるマットが特におすすめです。

  • 吸水速乾(雨や雪で濡れた靴にも対応)
  • 抗菌・防臭加工(玄関のこもり臭対策)
  • 防ダニ・防カビ(衛生的な環境維持)

特に梅雨時期や冬場は、これらの機能が活躍します。

4. 洗えるタイプで清潔に保てるかも重要

玄関マットは汚れやすいため、自宅で洗濯できるかどうかも選ぶ際のポイント。洗濯機OKのポリエステル製やアクリル製などは手入れが簡単でおすすめです。

「洗えないタイプ」でも、水拭きやブラシでこすれる素材であれば長持ちします。

5. インテリアとの調和を意識する

マンションの玄関は居住空間と近いため、リビングや廊下のインテリアと自然に馴染むデザインが好まれます。おすすめは以下のようなスタイルです:

  • 北欧風:グレー・ベージュ・くすみカラー
  • モダン系:モノトーンや幾何学模様
  • ナチュラル:木目やリネン調の落ち着いたデザイン

見た目の統一感が、住まい全体の印象をぐっと引き締めてくれます。

マンションにぴったりのおすすめ玄関マットタイプ

吸着式タイルマット

・1枚ずつ剥がせて洗える
・フロアにしっかり吸着し、ズレにくい
・部分的に汚れても差し替え可能

玄関から廊下まで敷き詰めたい場合にもおすすめ。シンプルで控えめなカラーが多く、マンションインテリアに馴染みやすいです。

洗える高機能マイクロファイバーマット

・吸水性・速乾性・抗菌性を兼ね備えた万能型
・柔らかな肌触りとシンプルなデザイン
・コンパクトなサイズ展開が豊富

特にペットのいる家庭や、靴を脱いですぐ室内に上がる間取りの方にぴったり。

半月型のコンパクト玄関マット

・上がり框(かまち)にきれいにフィット
・曲線がやさしい印象を与える
・省スペースでもおしゃれに見える

玄関が狭めのワンルームや1LDKタイプのマンションにも◎。

注意!マットの“外置き”は管理規約を必ず確認

「玄関の外にマットを置きたい」という方もいらっしゃると思いますが、必ず管理規約や掲示板を確認しましょう。

共用部分に私物を置いて良いかどうかはマンションごとに異なり、禁止されている場合はマット1枚でも撤去対象や注意喚起の張り紙がされることも。

近隣トラブルの原因にならないよう、ルールを守って設置しましょう。

まとめ|マンション玄関には“機能性×省スペース”のマットを

マンションでの玄関マット選びは、戸建てとは異なる視点が求められます。置く場所や素材、デザインを工夫することで、狭い玄関も快適で清潔に保つことが可能です。

選び方のポイントをおさらいすると:

  • 室内に敷くのが基本、屋外設置は管理規約を確認
  • サイズはスリム&コンパクトが正解
  • 滑り止め・吸水・防臭などの機能性重視
  • 洗えて衛生的に保てるものを選ぶ
  • インテリアと調和するカラー・デザインで統一感を

住まいの印象を左右する“家の顔”ともいえる玄関。自分の暮らしに合ったマットを選んで、気持ちよく一日をスタートさせてみませんか?

この記事を書いた人

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売しているブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

目次