ペットの毛がつきにくいルームスリッパとは?

ペットと暮らしていると、どうしても気になるのが「毛の付着」。掃除をしても追いつかず、衣類や布製品にいつの間にか毛がびっしり…なんて経験はありませんか?
特にルームスリッパは床に近い位置にあるため、ペットの抜け毛が付きやすく、見た目にも衛生面にもストレスになりやすいアイテムです。
この記事では、「毛がつきにくいルームスリッパ」の選び方や、おすすめの素材・デザイン、選ぶ際のチェックポイントなどを詳しく紹介します。
なぜスリッパに毛が付きやすいのか?
ペットの毛は静電気と素材の相性で付着する
特に猫や犬の抜け毛は非常に細く軽いため、静電気の発生しやすい布製品にピタッとくっつきます。歩行時に床をこするスリッパは、摩擦が起きやすく、静電気を帯びやすい構造のため、毛を引き寄せやすくなるのです。
起毛素材や布地は毛が絡まりやすい
ボアやフリースなどの起毛素材は、見た目や履き心地は抜群ですが、一度付いた毛が繊維の奥に絡まりやすいという欠点があります。ブラッシングしてもなかなか取れない…という悩みもよくあります。
毛がつきにくいルームスリッパの選び方
1. 素材は「つるつる・サラサラ系」を選ぶ
毛がつきにくい最大のポイントは、繊維が短く、表面が滑らかな素材を選ぶことです。おすすめ素材は以下の通りです。
ナイロン・ポリエステル(表面加工あり)
- 撥水や防汚加工が施されているタイプが多く、毛が滑って落ちやすい
- 静電気の発生も少なく、メンテナンスしやすい
合成皮革・PUレザー
- 革のような質感ながら軽くて扱いやすく、一拭きで毛が取れる
- 水拭き可能なモデルもあり、清潔に保ちやすい
コーデュラやキャンバス地(密度高め)
- 布系素材の中では比較的毛が付きにくい
- ペットとの暮らしに強い「耐久素材」として人気
2. 色は「毛の色に近いもの」を選ぶと目立ちにくい
完全に毛の付着を防ぐのは難しいため、あえて毛と似た色のスリッパを選ぶことで、見た目のストレスを軽減できます。
- 白っぽい毛(チワワ、白猫など)→ ベージュ・グレー
- 黒っぽい毛(ラブラドール、黒猫など)→ ネイビー・ダークブラウン
毎日履くものだからこそ、見た目の清潔感をキープしやすい色選びも大切です。
3. 洗えるかどうかも重要
毛がついたスリッパをそのまま放置すると、ダニやアレルゲンの温床になることも。自宅で簡単に洗えるタイプか、除菌スプレー対応の素材かを確認しましょう。
- 洗濯機OKなタイプ:メッシュ系・ナイロン・軽量布製など
- 手洗い推奨タイプ:PUレザー・スエード加工品など
※ただし、乾燥機は使えないケースが多いため、陰干しでしっかり乾かすことが重要です。
ペットの毛に悩まないおすすめスリッパタイプ
フルカバータイプより「ミュール型・つま先開き型」
足をすっぽり包むタイプはどうしても毛が入り込みやすく、掃除もしづらい傾向があります。通気性も兼ね備えたミュール型やつま先開き型なら、毛の滞留を防ぎつつ、軽やかに履けます。
裏面にゴミが付きにくいEVAソール
毛やホコリが裏に溜まりやすい布底のスリッパは、床に戻るたびに毛をまき散らしてしまう原因に。EVA(合成樹脂)素材のソールは汚れがつきにくく、水拭きですぐキレイになります。
折りたたみ・丸洗い対応の「来客兼用タイプ」
来客時や気分転換用に、折りたたみできて手軽に洗えるスリッパも便利です。軽量&コンパクトなので、複数常備しておいても邪魔になりません。
スリッパについた毛を取り除く方法
リントローラー(粘着クリーナー)
手軽でスピーディー。毛が付きやすい素材のスリッパでも、とりあえず応急処置に最適。
ゴム手袋や静電モップでこする
ゴム手袋を水で少し湿らせてスリッパをこすると、毛がまとまって取れやすくなります。細かい繊維の中に入った毛にも有効です。
スチームアイロンを軽く当てる
洗えない素材の場合、スチームを当てて繊維を浮かせてから毛を取る方法も有効です。ただし、熱に弱い素材には注意が必要です。
ペットの毛問題に悩まない暮らしのために
- 床に近いスリッパには毛が溜まりやすい
- 素材選びと形状で「毛がつきにくい」スリッパは手に入る
- 色味やお手入れのしやすさも重要
ルームスリッパを見直すだけで、掃除の手間がぐっと減り、室内の清潔感もアップします。ペットとの快適な暮らしのために、自分に合った毛がつきにくいスリッパを選んでみてはいかがでしょうか?
毎日使うものだからこそ、気になる毛のストレスはなるべく軽減したいもの。あなたの生活スタイルや愛犬・愛猫の毛質に合った一足で、もっと快適な暮らしを実現しましょう。