フローリング派必見!床にやさしいルームシューズの選び方

おしゃれで掃除がしやすく、今や主流になっているフローリングの床。でも、そんな美しい床材にも意外な落とし穴があります。それが「ルームシューズによる傷や音」。床の素材によっては、靴底の硬さや滑りが原因で傷が付いたり、歩く音が響いたりと、日々の暮らしの中でストレスになることも。
この記事では、フローリングを傷つけず、静かで快適に履けるルームシューズの選び方と、素材別のポイントを解説。フローリング派のあなたにぴったりな一足を見つける参考にしてください。
なぜフローリングにルームシューズが必要なのか?
傷防止と滑り止め対策に
フローリングは、見た目は美しいですが実は傷がつきやすい素材。固い靴底や滑りやすいソールのルームシューズを履いていると、細かな傷や擦れができてしまうことがあります。また、滑りやすい床材の上では転倒リスクも高まります。
足音・歩行音の軽減
マンションなどの集合住宅では、階下への音も気になるポイント。硬い底材のルームシューズは、コツコツと響く歩行音がストレスになることも。音を抑える工夫が必要です。
冷えや乾燥から足を守る
冬場のフローリングは冷たく、素足では冷えやすい傾向にあります。ルームシューズで断熱効果を得ることで、足元の快適さが向上します。
フローリングにやさしいルームシューズの選び方
ソールが柔らかく、傷をつけにくい素材を選ぶ
布製・フェルト製・ウレタン底など、ソールが柔らかく床との摩擦が少ないものを選びましょう。ゴム底でも、硬質でない弾力のあるタイプなら安心です。
避けたい素材の例:
・硬質プラスチック底
・ざらざらとした滑り止め加工(硬質タイプ)
・アウトドア用のタフなラバーソール
音が出にくい構造のものを選ぶ
足音を吸収するクッションソールや中綿入りのタイプは、歩行時の音が静か。靴底に滑り止めドットが付いている布製スリッパなどもおすすめです。
床に色移りしにくい素材を選ぶ
濃色や染色が強い布地は、まれに湿気や汗によってフローリングに色移りすることも。裏地が薄色または樹脂コーティングされた素材なら、色移りリスクも軽減されます。
洗えるかどうかもチェック
フローリングを汚さないためにも、ルームシューズ自体の清潔さは重要。丸洗いできるタイプや中敷きが外せるものなら、ホコリや皮脂汚れも防げます。
素材別に見るフローリングにやさしいルームシューズ
フェルト素材
・適度な厚みと柔らかさで、床への負担が少ない
・静音性に優れ、冬は保温性も高い
・摩耗には注意が必要(寿命はやや短め)
ウレタン底(低反発タイプ)
・柔らかくクッション性があり、床を傷つけにくい
・足音をしっかり吸収
・夏場は蒸れやすいため通気性の工夫が必要
コットン・布製
・軽量で柔らかく、床にやさしい
・滑り止め付きなら安全性もアップ
・こまめな洗濯で衛生的に保てる
麻・リネン
・通気性抜群で夏向け
・軽く、素足でも気持ちよく履ける
・滑りやすいタイプもあるため靴底の構造は要チェック
おすすめの床にやさしいルームシューズ
無印良品 足なりスリッパ(洗濯可)
柔らかな布地とクッション性の高い底で、フローリングへのダメージを抑えつつ快適な履き心地。シンプルでインテリアになじむデザインも魅力。
KEYUCA(ケユカ)フェルトスリッパ
フェルト素材を使った静音タイプ。かかとが立ち上がっていてフィット感が高く、歩行中も脱げにくい設計です。
IKEA TOFTBO スリッパ
軽量で柔らかな合成素材のスリッパ。裏面も柔らかいため、床に傷をつけにくく、コストパフォーマンスも良好です。
ニトリ 滑りにくい布スリッパ
滑り止め付きの布底で、フローリングでも滑らず安心。インソールもふかふかで、足音も気になりにくい構造です。
HAPiNS 無地バブーシュ
丸洗いできるフェルト調のバブーシュタイプ。折りたたんで収納もしやすく、来客用としても便利です。
注意!NGなルームシューズの特徴
- 厚底で固いソール(アウトドアサンダル風など)
- 靴底に大きく突起があるタイプ(トレーニング用やラバー強化タイプ)
- 室内・屋外兼用モデル(靴底が硬く、床を傷つけやすい)
これらはフローリングに傷をつけるだけでなく、床鳴りや音の原因にもなりがちです。
まとめ:ルームシューズ選びでフローリングも快適に
フローリングの魅力を長く楽しむためには、床にやさしいルームシューズを選ぶことがとても大切です。ソールの素材や厚み、滑り止めの有無、音の出にくさまで意識すれば、足元の快適さだけでなく、住まいの美しさも守れます。
日々の暮らしの中で、無意識に傷つけてしまう床を守るために。ぜひ、今日からルームシューズを見直してみてください。足元のやさしさが、住まい全体の心地よさにつながります。