コルクマットの厚さは何ミリがベスト?使用場所別に解説

「コルクマットを買おうと思ったけど、厚さがいろいろあって迷う…」
そんな声は少なくありません。実はコルクマットの快適さ・使い心地・機能性は、「厚さ」によって大きく変わります。
この記事では、用途別に最適な厚さの選び方をわかりやすく解説します。赤ちゃんの安全対策からペットの滑り止め、キッチンやリビングの床保護まで、それぞれのシーンに合わせた厚みの基準がわかります。
コルクマットの一般的な厚さは?
市販されているコルクマットの厚みは、主に次の3種類に分類されます。
- 6mmタイプ(薄め)
- 8〜10mmタイプ(標準)
- 12mm以上(厚手)
この厚みによって、クッション性・防音性・断熱性・設置のしやすさが変わってきます。それぞれの特徴を押さえた上で、使用場所ごとにベストな選択をしていきましょう。
【赤ちゃん・子ども部屋】厚さ10mm以上が安心
ハイハイ期の赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、**転倒時の衝撃をしっかり吸収してくれる厚手タイプ(10〜12mm以上)**が理想的です。
厚みがあると、歩行中の転倒や、おもちゃを落としたときの衝撃も吸収してくれ、けが防止・防音対策の両面で安心感があります。
また、防音性能が高いため、下階への騒音対策としても有効です。小さなお子さんが元気に遊べるスペースをつくりたいなら、しっかり厚みのあるタイプを選びましょう。
【リビング・ダイニング】8mm前後がバランス◎
リビングやダイニングなど、大人が日常的に長く過ごす空間には、厚さ8mm前後のスタンダードなタイプが最もバランスに優れています。
厚すぎると歩きにくくなったり、家具の安定感が損なわれたりする場合があります。逆に薄すぎると床の硬さが気になるため、**「ほどよいクッション性+見た目のフラットさ」**を両立する厚さがちょうど8mm前後です。
この厚さであれば、床暖房対応の製品も多く、オールシーズン快適に使えます。
【キッチン】6〜8mmの薄型が使いやすい
キッチンでは、水や油汚れへの耐性、掃除のしやすさ、足元の疲れにくさが求められます。
あまり厚すぎるマットを敷くと、つまずきやすくなったり、マットの下に汚れが入りやすくなるため、6〜8mmの薄めで密着性の高いタイプがおすすめです。
また、薄手のマットは椅子やゴミ箱などの移動もスムーズ。毎日の作業効率を損なわない設計が重要です。
【寝室・書斎】8mm前後で遮音性を確保
寝室や書斎では、静かな環境と床の快適さが求められます。
このようなスペースでは、足音を抑えながらも、あまりクッションが強すぎない8mm程度のミドルタイプが最適です。椅子やベッドの重みでマットが沈み込みすぎると使いにくくなるため、適度な硬さと防音性を両立する厚みが好まれます。
また、色味や質感にもこだわりたい空間なので、厚みだけでなく、見た目のナチュラルさや加工精度もチェックしておきましょう。
【ペットスペース】10mm以上で滑りにくさと耐久性を
犬や猫などペットがいる家庭では、滑りにくく、爪にも強いマットが求められます。
この場合、**厚みがしっかりあり、素材の密度が高いタイプ(10mm〜12mm以上)**を選ぶと安心です。クッション性が高くなることで、ペットの足腰への負担も減らせます。
特に高齢犬・小型犬などは、床の滑りでケガをしやすいため、厚みと密着性のある製品が安全性に直結します。
【玄関・廊下】6mm以下で段差を最小限に
玄関や廊下にコルクマットを使いたい場合、厚すぎると段差ができてつまずきやすくなります。ここでは、6mm以下の薄手タイプが安全で実用的です。
歩行量が多く、土足やスリッパによる摩耗が起きやすい場所なので、厚みよりも耐久性・滑り止め性能・汚れに強い表面加工がポイントになります。
必要に応じて両面テープや滑り止めシートでしっかり固定しましょう。
厚さを選ぶときの注意点
最後に、厚みを選ぶ際に注意しておきたいポイントをいくつかまとめます。
- 厚くなるほど防音・クッション性は高まるが、つまずきやすさも増す
- 重い家具の下に敷くと、マットが凹んで跡が残ることがある
- ジョイント式のマットは、厚みと連結精度のバランスが重要
場所ごとに使い分けたり、部分的に厚みを変えて使うことで、快適性と安全性を両立させた住環境づくりが可能になります。
まとめ|最適な厚さ選びで快適な暮らしを
コルクマットは、その厚さによって用途や快適性が大きく変わります。赤ちゃんやペットには安全性の高い厚手タイプ、リビングや書斎にはバランスの良い中厚タイプ、キッチンや玄関には段差が気にならない薄手タイプがそれぞれおすすめです。
自分の使う場所・目的に合わせて、**最適な厚みのコルクマットを選ぶことで、毎日の生活をもっと快適で安心なものにすることができます。**ぜひ、厚さにも注目してコルクマット選びをしてみてください。